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製品情報

BenQモニター SDR 3DLUTキャリブレーション・ガイド

 


BenQ カラーマネジメントモニターは写真編集、動画編集用のモニターとしてより安定した品質を提供し、色の再現性と品質ををより強く訴求しているモデルです。
以下のモデルはCalMAN認証【CalMAN Ready】(およびPANTONEカラー認証)を取得しており、CalMANの3DLUTキャリブレーションに対応しております。モニターの色温度と輝度の経時変化や、パーツ個体差(バラツキ)について、より高精度に色を調整する必要があるプロの現場向けに、制作者の意図する映像を再現できるように、現在の表示状態を測定/判定し、スタンダード基準に映像調整致します。


 

■CalMANキャリブレーションに対応するBenQ CalMAN認証【CalMAN Ready】モデル:
 
-PC270 (終息)
-SW270C (2K SDR/HDRプレビュー)
-SW271C (2K SDR/HDRプレビュー) NEW!(CalMAN 2021以降のサポート)
-SW321C (4K SDR/HDRプレビュー) 

■BenQ製品情報:

SW270C製品ページ:https://www.benq.com/ja-jp/monitor/photographer/sw270c.html
SW271C製品ページ:https://www.benq.com/ja-jp/monitor/photographer/sw271c.html
SW321C製品ページ:https://www.benq.com/ja-jp/monitor/photographer/sw321c.html
 

■BenQモニター でCalMAN 3DLUTキャリブレーションを行う為には何が必要ですか?

以下のシステム構成が必要となります。

②CalMAN PCとBenQモニターを接続する為のUSBケーブル(BenQモニターに標準添付)

CalMAN StudioCalMAN Ultimateソフトウェアのいずれかと実行する為のWindows PC
 ※2021年4月リリースのCalMAN 2021 Version: 5.12.0 Build: 122リリース 及び BenQモニター最新ファームウェアが必須です。

VideoForge Proパターンソースジェネレータ(推奨)

C6-HDR2000カラーメーター 又は X-Rite 1iDisplay Pro



BenQ SW321C & CalMAN Studio


 

CalMANの操作は、CalMANユーザーインターフェースと基本操作のページをご参照下さい。
 

1.ワークフローの選択とセッションの開始

CalMANメインメニューで、Open Workflow Template >Display Specific>BenQ Monitor Calibration を選択します。



BenQモニター専用ワークフローから【Start Calibration】をクリック


 

2.ハードウェア接続

カラーメーター接続、パターンソース接続、BenQモニターの接続を行います。
BenQディスプレイとCalMAN PCはUSBケーブルの接続が必要です。(ABタイプのUSBケーブルはBenQディスプレイに標準添付)



カラーメーターを接続します

接続するカラーメーターがSpectraCAL C6-HDR2000の場合:
Meter Mode【Target Display Type】ドロップダウンで、BenQ Monitor-LCD(PFS Phosphor)を選択します。
※分光器とC6を同時にCalMANに接続し、実際のBenQモニターで計測した測定結果のプロファイルが利用できるようになっています。

②パターンソースを接続します

ここでは、PortraitDisplaysのVideoForgeProを使用しています。
Windowsサイズ(10%~50%)を設定し、ディレイのOptimizeボタンを押してメーターとパターンソースの同期タイミングを最適化してください。
初期値は0.5、最適化すると0.25となります。

Resolutuin:1920x1080p60、Color Format:RGB Full、HDR:OFF



③BenQディスプレイを接続します

CalMAN 2021より新しいカラーエンジン【Aurora Color Engine】が開発・実装されました。BenQディスプレイはこのAurora Color Engineをサポートしており、キャリブレーションを迅速、簡単、正確にします。※CalMANにBenQモニターがUSB接続できず、エラーとなる場合は、BenQモニターのファームウェアが古い可能性があります。
 

 
4.DDCコントロール

CalMANはBenQモニターと接続するとモニターのメニューコントロールはCalMANが掌握します。ディコネクトしない限り基本的にモニターのコントロールメニューは操作できません。







3DLUTキャリブレーションを実施する前にDDCパネル内から3DLUTをリセットできますが、基本的にはワークフローのリセットメニューをご利用下さい。
注:このリセット・プロセスには最大15分かかる場合があります
 

3.キャリブレーションターゲットの設定

■CalMAN設定
 
CalMANはBenQディスプレイ専用ワークフローびおいて以下の様にプリセットされています。必要に応じて設定変更・編集して下さい。
 
・白色点:D65、
・カラースペース:HD BT.709」
・EOTF:sRGB
・輝度レベル:PCレンジ(0-255)
 

注意:
 
ビデオレベルからPCレベルへの変更に失敗すると、AutoCal機能が無効になります
パターンソースもPC(0-255)レベルに構成されていることを確認して下さい。

■入力レンジの設定・確認
CalMAN Adovanced SettingでPCレンジに設定のチェックが入っていることを確認してください。


 

4.プレ・キャリブレーションの実施

BenQモニターの現在のパフォーマンスを測定します。この読み取り結果は後のキャリブレーション結果を前後で比較する為に使用されます。
事前測定を行うには、[Read Serise] ボタンをクリックして、ディスプレイのグレースケールとColorCheckerを測定します。


 

5.キャリブレーションする画質モードの選択




 
キャリブレーションする表示モードを選択します。
キャリブレーションには以下の2つの方法を選択できます
【EDIPITではMatrix方法を推奨します】
 
3D LUT:
グレースケールキャリブレーション用の1DLUTと色域補正用の3DLUTを使用してモニターをキャリブレーションします

Matrix【マトリックス】:【EDIPIT 推奨】
グレースケールキャリブレーション用の1DLUTと、色域補正用の3x3マトリックスを使用して、モニターをキャリブレーションします。

ご注意事項:
 
①各モードは、3D LUTまたは Matrixキャリブレーションのどちらか1つのみを保存でき、両方を保存することはできません。
[現在のモードをリセット]を押して 、ディスプレイをキャリブレーション用に準備します。
注:このリセットのプロセスには10分~最大15分かかる場合があります。

BenQディスプレイ側のCalMANキャリブレーション結果を保存できるカスタムの画質モードは校正1、校正2、校正3となっており、CalMAN側のモード設定はCaliburation1、2,3と表記されています。校正1~3は空きスロットで、工場出荷においてLUTは含まれていません。(空の状態)

CalMAN 2021 Version: 5.12.0 Build: 122リリースでは、Matrixキャリブレーション方法が一番良い結果を実現します。
※3DLUT方法では色域補正の結果グレースケールのRGBバランスが悪くなる傾向があります。
 

6.ルミナンス・キャリブレーション

輝度ターゲット:

画面に表示されているモニターの明るさコントロールスライダーを使用して、輝度の目標に合わせて調整します。 [連続読み取り ]ボタンをクリックして 、テレビの光出力を100%白色で測定し、ディスプレイのピーク白色を目的の輝度に調整します。
輝度は主観的なターゲットです。環境内の周囲光を考慮して、より高いターゲットを設定する必要がある場合があります。

以下は、さまざまな表示環境の一般的な輝度レベルです (サポートされているレベルは45〜250 cd/㎡です)

80~120cd/㎡-暗い部屋
120~160cd/㎡-ダウンライト照明下の部屋
~200cd/㎡-明るい部屋


 

7.オートキャリブレーションの実施


 
AutoCAL(1D+Matrox)のページで、アクションボタンの右端にあるAutoCal(回転矢印)ボタンをクリックします。

①グレースケール1DLUTのAutoCALセットアップダイアログがポップアップしますのでグレースケールPoint(17、33等変更可能)とDeltaEターゲット値を設定しOKボタンを押して1DLUTキャリブレーションを開始します。

②グレースケールのキャリブレーションが終了すると、Matrix 3x3キャリブレーションのセットアップダイアログがポップアップしますので、DeltaEターゲット値を設定してOKボタンを押し,CMSキャリブレーションを開始します。

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AutoCAL(1D+3DLUT)のキャリブレーション方法を選択した場合は、以下の3DLUT作成方法が選択できますが、CalMAN 2021 Version: 5.12.0 Build: 122リリース版では、1DLUTの良好な校正結果が、3DLUTによりグレースケール結果を悪化させている為、お勧め致しません。
 
①IRプロファイル(時間ベース):
選択した期間で可能な限り最高の品質のディスプレイキャリブレーション3D LUTを作成します。表示品質を30分から最大表示品質(最大6,000ポイント)まで選択します。Intelligent Resolution Profilingを使用して、最も非線形の色空間領域を検索し、それらを最初に修正します。

②IRプロファイル(ポイントベース):
選択した数の測定ポイント(1,000〜10,000ポイント)で可能な限り最高品質のディスプレイキャリブレーション3D LUTを作成します。Intelligent Resolution Profilingを使用して、最も非線形の色空間領域を検索し、それらを最初に修正します。
 
③Lightning LUT:
5分~10分以内にディスプレイキャリブレーション3D LUTを作成します。中程度の直線性を備えたプロ用ディスプレイで非常に高品質の結果を生成します。著しい非線形性を備えたディスプレイでは、わずかな結果しか得られない場合があります。

④Matrix LUT:
RGBCMYの各頂点のみをキャリブレーションします。

⑤その他:Fixed Grid 9Point/17Point/21Point
 


8. 輝度の再チェック
1D LUTキャリブレーション後、全体的な輝度がいくらか失われる場合が多々あります。輝度ターゲットが変更された場合は、再度、輝度ターゲットに調整し直します


[連続読み取り ]ボタンをクリックして 、モニターの光出力を100%白色で測定し、ディスプレイのピーク白色を目的の輝度に調整します。
輝度調整が完了したら、Stopを押します 
 

9. ポストキャリブレーションの確認

アップロードされた3DLUTのパフォーマンスを確認します。
RGBバランス、色域のDeltaエラー値はアベレージで1.0以下であれば良好です。


 

10.セッションの保存とレポートの出力



これでSDRキャリブレーションが完了しました。 
[保存してレポート]を押して 、Calmanセッションファイルを保存し、レポートを開きます
または、[追加の検証]を押して 、SaturationSweepsおよびPantoneColorCheckerパッチを使用して追加のキャリブレーション後テストを実行します。 

CalMANで実行したキャリブレーションはセッションを保存し別途呼び出すことが可能です。
保存したセッションの読み込みは、CalMANメインメニューで、Find Calibration Sessionからpdfレポートまたはセッションを選択します。
 
Last Update:2021/5/26