Calman version 5.16.5.2とソニーブラビアAutoCAL障害情報
2025.10.11
ソニーブラビアAutoCAL障害情報:
1.ソニーブラビアAutoCALを行うCalmanユーザーは、Calman version 5.16.5.2をインストールしないで下さい。
2.ブラビアのシステムソフトウェアをアップデートしないで下さい。
対象モデル:
ソニー ブラビア 2024年/2025年モデル(BRAVIA 7, BRAVIA 8, BRAVIA 9, A95L)
現象:
①AutoCALしたLiminance(明るさ設定)がキャリブレーション完了後(Calman for Braviaとの接続を抜けた後=DDC接続解除)にRESETされてしまう。また、Display RESETやFull DDC Resetを行うとプロ用カスタム1、2の明るさの値が、最大にセットされてしまう(標準は4)。
➁プロ用カスタム1&Expert1で校正を終え、プロ用カスタム2&Exprert2で異なる校正プロセス実行中にDisplayResetページでRESETを実行するとExpert1のRGB Grayscale校正値がRESETされてしまう。また、CMS(各色詳細設定)値は残っていますので注意願います。
対処方法:
ブラビアのシステムソフトウェアをアップデートしてしまった場合は、Calman version 5.16.5.2を使用して以下の手順でAutoCALを行って下さい。
①ブラビアTVの画質モード>明るさ>バックライト分割制御【 中→切 に変更(必須)】※MiniLEDバックライト搭載のBRAVIA7及びBRAVIA8の場合
➁プロ用カスタム1+Expert1でD65のAutoCALを実行(明るさ数値をMEMOしておく)
③D93のキャリブレーションを実行する場合、プロ用カスタム2+Neutral(色温度"中")に設定してAutoCALを実行(明るさ数値をMEMOしておく)
④③においてはDisplayResetページでRESETボタンを押さない(押すと①で実行したGrayscaleのAutoCAL値がRESETされてしまうので注意して下さい)
⑤Calman for Braviaを抜ける(CalmanとブラビアをDisconnect)と明るさ数値がRESETされてしまうので控えておいた明るさ数値を適用する
※上記は、修正されるまでの一時的な対処方法です。
※動作チェックはBRAVIA 7を使用しています。同じMiniLEDモデルのBRAVIA9も同様と考えております。
※有機ELモデルのA95L、BRAVIA9は未確認です。障害の現象と対象方法は異なる可能性があります。
※顕在化していない不具合がある可能性があります。
2025年10月12日
2025年10月13日アップデート
