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ソニー ブラビア AutoCALチュートリアル


従来、ブラビアの校正はそれほど簡単ではありませんでしたが、新しいMASTERシリーズはCalMAN®Readyとしてブラビアの校正用に特別に用意された「ワークフロー」を備えています。
ほぼすべての校正プロセスが自動化されます。実際には、準備や接続のすべてを行うよりも校正にかかる時間と労力はわずかです。
今日現在、ブラビアの多くのモデルがCalMANオートキャリブレーションに対応しています。
 

必要なシステム構成

①CalMANを動作させるWindowsPC (NoteBook)
②測定装置(比色計又は分光放射計)
③パターンジェネレータ

BRAVIAワークフローではSDRで校正する為、HDRメタデータを注入できるパターンジェネレータは必要ありませんが、HDRで検証する場合は、HDRパターンを生成できるジェネレータ、またはHDFuryなどのデバイスを使用してインフォフレームにメタデータを注入する必要があります。

④ブラビア上で動作するCalMANアプリケーション(CalMAN Studio/CalMAN VideoPro/CalMAN Ultimate のいづれか)
⑤CalMANとブラビアを接続するネットワーク(WiFi、有線)
⑥その他

- HDMIケーブル
- USBケーブル
- USB延長ケーブル(あると便利)


※推奨システム構成図
 

CalMAN for BRAVIAのダウンロード&インストール:
 


Google Playには、CalMAN for BRAVIAというAndroidアプリケーションがあります。アプリを検索し、ダウンロード、インストールします。このアプリはCalMANとの通信だけでなく、校正用の指定された画像モード(プロ用カスタム1および2)および20ポイントのグレースケール校正を可能にする鍵(キー)としても機能します。


※HDMIインプットのセレクト、画質モードのステータス表示、IPアドレスが表示されます。


Sony X1 Ultimate高画質プロセッサーを搭載したブラビアがCalMAN for BRAVIAを起動した段階で、本来は10ポイントのガンマ値調整ポイントが20ポイントへと拡張され、CMS(色域)の校正が可能となります。X1 Ultimate以外のプロセッサーを搭載したブラビアの場合は10ポイントのガンマ調整ポイントのみの校正となります。

・X1 Ultimate高画質プロセッサー搭載モデル:輝度、20Pointグレースケール、色域
・その他のモデル:輝度、10Pointグレースケール

■AutoCALに対応するブラビアのリスト
特記事項:Calman for Braviaをダウンロードするには、Android 8.0以降を実行している必要があります
 

CalMAN GUIチャートの基本的な読み方:


 
① Meter (measurement device) Settings tab./測定器(カラーメーター)接続・設定します
② Source (Pattern Generator) Settings tab./パターンソースジェネレータを接続・設定します
③ Display Control tab./ディスプレイ設定タブ ブラビアをネットワーク接続します
④ Workflow outline pane./ワークフロー概要パネル:常時表示させておくとか各ワークフローのページにジャンプできます
⑤ グレースケールトラッキングのパフォーマンスをフルスケールRGBバランスチャートで確認します。

 RGBバランスチャートは赤、緑、青が各グレースケールレベルでどの程度バランスが取れているかを示します。完璧なバランスは、赤、緑、青のプロット線で示され、中央100のターゲット線をトレースします。
 許容可能なバランスは、DeltaEチャートのエラーを示す棒グラフで示され、各グレースケールカラーエラーを視覚的に表現します。
 

 
 人間の目で色の違いを認識できるのがdE=3が閾値は”3”であり、CalMANではdEエラーの平均値が1.0以下を目標に校正します。(1.0以下であれば人間の目では全く判別できません)
 dE (delta E) indicator. To understand what dE is, here is a good  reference:
 http://zschuessler.github.io/DeltaE/learn/
 dE デルタエラー インジケーター (dEを理解するには上記リンクを参照) 
 
⑥ EOTFガンマカーブ
⑦ ルミナンスルミナンスカーブ
⑧ 色域チャート/ブラビア・ワークフローでは、BT.709のWRGBCMYの頂点を測定
⑨ 上記の色域測定結果をdEデルタエラーで表示(dEの読み方はグレースケールトラッキングと同じ)
⑩ ソーススライダー:特定のパターン/レベルを選択してレベルを表示したり、ターゲットレベルを調整したりできます。
⑪ Stop All:読み取りの停止/キーボードショートカット=X
⑫ Read Single:現在のパターンソースを1回読み取り:キーボードショートカット=スペースバー
⑬ Read Series:メーターとジェネレーターは、選択されたパターン/データセットを循環し、シリーズレイアウトのすべてのパターンの読み取りを行います:キーボードショートカット=S
⑭ Read continuous:メーターは、選択された単一のパターンの連続読み取りを行います。(手動調整時に多用します)キーボードショートカット=C
⑮ AutoCAL:CalMANはパターンソース、メーター、ディスプレイまたはビデオプロセッサと通信して、現在のレイアウトのデータセットの表示を自動調整します。キーボードショートカット=A
⑯ 測定結果数値の表示

Back:次のワークフローページへ:キーボードショートカット:右矢印キー
Next:前のワークフローページへ:キーボードショートカット:左矢印キー
 

ブラビアAutoCALワークフローの流れ:

CalMANのリリースバージョン毎にワークフローは改善され、校正結果も良好となっております。常にCalMANの最新版をご利用頂くことをお勧め致します。
※CalMAN 2019 RC3使用



シンプルで簡単なステップ:

Welcom
 Welcom :タイトルページ
 Haerware Connect :ハードウェアデバイス(メーター、パターンジェネレーター、TV)をCalMANに接続する
 Calibration Target:校正ターゲットを設定する(ブラビアはD65/Rec709/ガンマ2.2に固定、ホワイトポイントを必要に応じて編集する
 Application Setting:OLEDの場合の測定中に定期的なテストパターンを挿入し、ディスプレイの自動調光タイマーをリセット

Pre Cal Capture
 Pre Cal Capture:校正前の状態を測定

・Display Cal Prep
 Display Reset:校正データが保存される場所を指定(プロ用カスタム1/プロ用カスタム2)

Calibration
 Luminance:ルミナンスを校正(AutoCAL)
 Grayscale AutoCAL:ホワイトバランスとガンマを校正(AutoCAL)
 CMS Clibration:CMSカラースペースを校正(AutoCAL)※X1 Ultimate高画質プロセッサー搭載モデルのみ
 Verify Luminance:AutoCAL後のルミナンスを再確認(輝度が指定値よりも低下する場合は再校正する)

Post Calibration
 Post Cal Capture:校正後の状態を測定
 Calibration Complete:一連の校正セッションを保存/pdfレポートの書き出し 又は 追加の検証オプションを実行

Additional Validiaion
 ColorChecker:カラーチェッカー測定(測定のみ)
 Saturation Sweep:Rec709のインサイドを指定する%ステップで測定(測定のみ)
   Alternate Target:異なるガンマターゲットやカラースペースで測定(測定のみ)
 

CalMAN BRAVIAワークフローの開始

CalMANメニュー>Open Workflow Template>Display Specific>AutoCAL-Sony BRAVIAを選択しAutoCALワークフローを開始します。






BRAVIA Calibrationボタンをクリック
 

デバイスの物理的及びソフトウェアレベルの接続



「ハードウェア接続」のページの1.2.3の手順に従って慎重に「Find Meter/メーターの検索」、「Find Souse/ソースの検索」、「Find Sony/BRAVIA TVの検索」ボタンを順番に押します。
このプロセスの後、すべてが「緑色点灯」になり、正しいデバイス名が示されます。それ以外の場合、ステータスインジケータは黄色で表示されます。

TIPS:デバイスのUSB接続を解除した場合でも、CalMAN GUI上ではデバイスが接続されたままの表示になります。その場合は必ず Disconnect ボタンを押して接続を解除してから再度デバイスを接続し直してください。
 

Find Meter/メーターの検索



カラーメーターをWindowsPCのUSBポートに接続し、「Find Meter」メーター検索ボタンを押し、カラーメーター機種を選択します。
C6-HDR2000の場合は、上部のAll Meterを選択し「Serch」検索ボタンを押します。C6が接続されると設定タブはグリーンとなります。



ブラビアの工場校正を復元する場合の最良の選択肢は、CIE170-2:2015に対して校正されたメータ/プローブを使用することです。(例えば、コニカミノルタCA-410のCA-P427CおよびCA-P410C ※下記リンク参照)
目標の白色点にはx:0.3133、y:3302を使用します。
https://www.konicaminolta.com/instruments/download/catalog/display/pdf/cap427_410c_catalog_eng.pdf

C6-HDR2000カラーメーターの場合は、メーターが接続されたら、ドロップダウンリストからディスプレイタイプを選択します。

- LCD:モデル及び年式により異なります。2018年以降のMaster Seriesの場合は LCD PFS Phosphor- Sony Z9F を選択
- OLED:2018年までのOLEDの場合、「White」-LG,Panasonic,Sony,FSI 2018を選択
- OLED:2019年以降のモデルの場合、「White」-LG,Panasoni,Sonyを選択


C6-HDR2000は、PortraitDisplays社のラボにおいてハイエンドの分光計を使い、実機で測定したプロファイルがCalMANソフトウェアに組み込まれています。低価格でハイエンドの測定器に近い精度を確保できるエントリー・モデルです。
 

Find Source/パターンソースジェネレータの接続



パターンソースジェネレータをWindows PCのUSBポートに接続し、「Find Source」ソース検索ボタンを押し、ソースデバイス機種を選択します。
推奨するVideoForgeProの場合は、Manufacturer(メーカー)SpectraCAL >SpectraCAL-VideoForgeProを選択します。



VideoForgeProが接続されると設定パラメータが追加され、設定タブはグリーンとなります。



パターンジェネレータは、カラーフォーマットをYCbCr 10ビットに制限し、ウィンドウサイズを校正プロセス全体を通して10%に設定することを推奨します。
「Deley/遅延」は、校正プロセス全体に必要な時間に影響します。目標とするディスプレイデバイスに最適なものを確認するには、「Optimize/最適化」をクリックしてください。

■Windowサイズを選択します。

・LCD:Constant APL10
・OLED:Window10%


■Delayはカラーメーターとソースの測定タイミングを最適化することができます。デフォルトは0.5ですがOptimizeにより0.25のディレイにセットされます。
■Resolusion:1920x1080p60
■カラーフォーマット:YCbCr 4:2:2 10ビット
■BT.2020:無効
■HDR:オフ

注:VideoForge PROはYCbCr出力の正しいBT.2020トリプレットをサポートしていないため、SDRでBT.2020カラースペースを有効にする場合、カラーフォーマットを「RGB Limited」に設定する必要があります。
 

ブラビアをCalMANに接続する

ブラビア・リモコンのアプリボタンを押し、CalMAN for BRABIAを起動します。



パターンソースジェネレータのHDMIインプット(#1~#4)とCalMAN for BRAVIAのHDMIセレクト番号を合わせます。



Display設定タブ、Find Displayを押し、ポップアップダイアログのManufacturerからSonyを探します。(プルダウンリストの下から5番目にあります)



ネットワークのソケットコネクションのIPアドレスボックスにCalMAN for BRAVIAに表示されているIPアドレスをインプットし、Connectボタンを押してください。
CalMANとブラビアが接続すると、DDCウインドウでディスプレイのコントロールが可能となります。(AutoCALでは特に触る必要はありません)



■DDCフローティング・ウインドウ:Display Controls (AutoCALでは特に触る必要はありません)


※ルミナンス(Brightness)校正後

- Black Level:(ブラビア画質メニューでは、明るさ>”黒レベル”に相当)
- Contrast:(ブラビア画質メニューでも、明るさ>”コントラスト”に相当)
- Color Temp:Expert1/Expert2
- Ganma:2.2 (ブラビア画質調整メニューでは、明るさ>ガンマ補正”0”に相当)
- Britness:(ブラビア画質メニューでは、明るさ>”明るさ”に相当)
- Color Space:sRCGB/BT.709
- HDR:OFF



■DDCフローティング・ウインドウ:RGB Ajast (AutoCALでは特に触る必要はありません)


※mRGB校正後

グレースケール20Point:(ブラビア画質メニューでは、詳細設定>色>色温度詳細設定>"マルチポイント(20p)”に相当)



■DDCフローティング・ウインドウ:Gamut Ajast (AutoCALでは特に触る必要はありません)


※CMS校正後

CMS色域調整におけるRGBCMYのHue、Saturation、Luminanceの18ポイント:(ブラビア画質メニューでは、詳細設定>色>色詳細設定>"RGBCMY色調整"に相当)
 

キャリブレーションターゲットを設定する:



ブラビアのAutoCALの場合は、ホワイトバランス、カラースペースのターゲットについては、SDRで校正するだけです。
CalMAN for BRAVIAとCalMANが接続すると、ブラビアの画質設定メニューが自動設定されますのでブラビアの画質メニューを操作する必要はありません。(エンハンス機能のOFF等)
 
Color Space Rec. 709
Color Temperature (white point) D65
Gamma Formula Power 2.2

これらのターゲットに対して一度校正されると、他のガンマ式(例:2.4、さらにはHDR用)と色空間が設定されます。ブラビアは、計算と変換のために残りの部分を処理します
このソニーのアーキテクチュアは非常にシンプルで校正にかかるユーザーの負荷を低減します。

校正に影響する可能性のある特定のパラメータは以下の通りです。
CalMANがブラビアのCalMAN for BRAVIAに接続すると、アプリケーションはこれらのパラメータの値をディスプレイの校正を実行するために必要な場所に設定します。 ブラビアを手動で校正する場合は、次のパラメータと値を覚えておいてください。
 
   ブラビア画質調整パラメーター  LCD  OLED 設定値
Light Sensor/明るさセンサー   ●   ● Off
HDR Mode/HDRモード   ●   ●
Color Space/色空間   ●   ● sRGB/BT.709
X-Tended Dynamic Range   ●  
Auto Local Dimming/バックライト分割制御   ●  
Peak Luminance     ●
Contrast /コントラスト   ●   ● 90
Gamma Offset/ガンマ補正   ●   ● 0 (=ガンマ2.2)
Color Temperature/色温度   ●   ● Expert 1 or 2
Auto Picture Mode/自動コントラスト補正   ●   ●
Motion Flow/モーションフロー   ●   ●


重要PONT:Sony D65について:

ブラビアのD65は、ソニーのCRTプロモニターの標準D65(CIE01931)のルックまでに遡ります。スペクトル差を補償し、知覚的な色の一致を達成するために、ブラビアのD65は、CIE1931に基づくCRTモニタのものとわずかに異なっています。今日の測定装置のほとんどはCIE1931用に構成されており、校正に代替CMFを使用するのは簡単ではありません。モニタを標準D65に校正する場合は、CalMANワークフローのデフォルト設定を使用してください。

ブラビアの工場校正を復元するために校正する場合は、最良の選択肢は、CIE170-2:2015に対して校正されたメータ/プローブを使用することです。(例えば、コニカミノルタCA-410のCA-P427CおよびCA-P410C ※下記リンク参照)
目標の白色点にはx:0.3133、y:3302を使用します。
https://www.konicaminolta.com/instruments/download/catalog/display/pdf/cap427_410c_catalog_eng.pdf

C6-HDR2000を使ってソニーのプロ用モニターと一致させる場合は、標の白色点の値(xとy)を必要に応じて「編集」してください。
具体的には以下の値に編集して下さい。

- 液晶モデルの場合:デフォルトD65 x:0.3127 y:0.329
- 有機ELモデルの場合:OLED Judd修正オフセット x:0.3067 y:0.318


プロフェッショナル・スタジオでCM標準のD93に設定する場合は以下の値に編集して下さい。

- 液晶モデルの場合:デフォルトD93 x:0.2831 y:0.2971
- 有機ELモデルの場合:OLED Judd修正オフセット x:0.2771 y:0.2861


参考情報:
https://www.jeti.com/cms/images/jeti_com/down/papers/lux_2017.pdf  
https://www.sony.jp/products/catalog/FUN_WhitePaper_OLED_ColorMatching_V1_00.pdf
 

Full Field Pattern の挿入(OLEDのみ):



測定中にディスプレイが自動調光モード(オートでミング)に入らないようにする為、CalMANパターン挿入機能は、測定中に定期的なテストパターンを挿入し、ディスプレイの自動調光タイマーをリセットします。
OLEDの場合は、Pattern Insertion のチェックボックスを有効[X]にして下さい。(LCDの場合はチェックボックスは無効(チェックを外す)にします)

デフォルトの設定は以下の通りです。
 
- 頻度:30(秒)
- 所要時間:5(秒)
- レベル:15%
 
数値を編集して元に戻したい場合は[Set OLED Defaut]ボタンをクリックするとデフォルト数値に戻ります。

■AutoCAL dE Fomula(色差式)をプルダウンから選択します。
 
- dE ITP:最高の精度ですが測定に少し時間がかかります(dEエラーが低くなるのでこちらを推奨します)
- dE ICtCp 240:速度の向上、精度は若干のトレードオフ


プレ・キャリブレーションの実施:





リードシリーズ・ボタンを押してRGBグレースケールトラッキングと色域を測定します。


注:ブラビアのPro用カスタム1、Pro用カスタム2の画質モードは元々校正されていませんので、上記の様な測定結果となります。(パネルの画質が悪い訳ではありません)
 

ディスプレイのリセット/メモリースロットの選択:



ブラビアのメモリスロットアーキテクチャは少し複雑です。そのため、校正データをどこに保存するかを思い出す為に、ワークフロー内で「“Display Reset”/メモリスロットの選択」とリセットというページが用意されています。
以下を覚えておいてください。どのHDMI入力とモードを校正するかは非常に重要です。

●ルミナンス(明るさ)制御は、インプット(HDMI) 番号と画質モード(Pro用カスタム1.Pro用カスタム2)の組み合わせに関連づけられています。
●グレースケール・コントロールは色温度(Expert1、Expert2)に関連づけられています。
●Color Space (CMS)/カラースペースは画質モード(Pro用カスタム1.Pro用カスタム2)に関連づけられています。

Resetボタンにより、画質モード(Pro用カスタム1.Pro用カスタム2)と色温度色温度(Expert1、Expert2)の校正値をリセットを行ってから以降のキャリブレーション作業を行って下さい。
注意:リセットにより、HDMIインプット毎(#1~#4)に行った校正値もリセットされますのご注意下さい。

ブラビアの画質設定メニューの詳細とCalMANキャリブレーションにおける調整内容pdf
 

ルミナンス自動校正の実施:





AutoCALボタンを押し、自動校正を開始します。



ダイアログボックスで、ターゲットルミナンス値を指定することができます。
ホームシアターやポストプロダクションのグレーディングルームのような暗い部屋の場合は、100nitsに設定する必要があります。
明るい部屋の場合は、これを高い値(例えば120ニット等)に設定することもできます。

補足:Luminance/輝度をスキップして、グレースケールとCMSを実行することができます。 ただし、Advanced Workflow Options/高度なワークフローOptionで「Use Measured White Level/測定されたホワイトレベルを使用」が有効になっていることを確認してください。

備考:輝度は主観的な目標です。SDRの基準輝度は100nitsですが、あなたの環境の周囲光を考慮するためにもっと高い目標を設定する必要があるかもしれません。
 
- 80~120cd/㎡-暗い部屋
- 120~160cd/㎡-ダウンライト照明下の部屋
- ~200cd/㎡-明るい部屋


 

マルチポイント・グレースケールトラッキング:(AutoCAL)





このステップでは、12マルチポイントのグレースケール自動調整を行います。
AutoCALボタンをクリックすると、AutoCAL SetupダイアログがポップアップしますのでOKをクリックしてAutoCALを実行してください。



キャリブレーションのデルタエラー目標値「DeltaE Target」はデフォルトで0.5に設定されています。良いAutoCALの結果が得られない場合は、目標値を0.2等小さくして試して下さい。目標値を小さくすれば必ずしも良い結果が得られるとは限りません。まずはデフォルト値の0.5でお試しください。


※上記の校正結果はアベレージのdEエラーは0.3で非常に良好です。(アベレージで1.0前後であれば概ね良好です)
 グレースケール校正結果が良好であれば、CMSを含め非常に良い結果が得られます)
 

カラースペース/CMS:(AutoCAL)





このステップでは、カラースペース(色域)の自動調整を行います。
AutoCALボタンをクリックすると、AutoCAL SetupダイアログがポップアップしますのでOKをクリックしてAutoCALを実行してください。



サチュレーション測定ポイントは色域の100%がデフォルトです。プルダウンすると75%インサイドや異なる測定ポイントを指定できます。
キャリブレーションのデルタエラー目標値「DeltaE Target」はデフォルトで0.5に設定されています。良いAutoCALの結果が得られない場合は、目標値を0.2等小さくして試して下さい。目標値を小さくすれば必ずしも良い結果が得られるとは限りません。まずはデフォルト値の0.5でお試しください。


※CMS校正例(アベレージ1.0前後であれば良好です)
 

ルミナンスの再測定:



このステップでは、キャリブレーションが完了した後にディスプレイの輝度を確認します。
キャリブレーション後に僅かに輝度が失われる場合があります。ここでは、ターゲットに合っているかを確認(シングルリード)し、輝度が低下している場合は再度最終的な微調整を行って下さい。
操作方法は前途の通りです。


 

ポストキャリブレーション:





このステップでは、キャリブレーション後の状態を記録します。
Hマークのリードシリーズボタンを押してRGBグレースケールトラッキングと色域を測定します。


※ポストキャリブレーション結果例(アベレージ1.0前後であれば良好です)
 

校正セッションの保存、pdfレポートの書き出し:



■Save and Report:セッションを保存とpdfの書き出し
■Calibrate Next Mode:ワークフローの開始ページに戻ります
■Additonal Validation:カラーチェッカーとサチュレーションスイープの測定実施

セッションの保存先は以下の通りです。
C:\Users\Administrator\Documents\SpectraCal\CalMAN 5 for Business\CDFsフォルダー配下の.cdfsファイル
 





 

カラーチェッカー測定:(測定確認のみ)


 
CalMAN ColorCheckerの目的は、ディスプレイのパフォーマンスを迅速かつ正確に分析することです。
広範囲のカラーサンプルポイントにまたがる為、より細かく分析可能です。
 

サチュレーション・スイープ:(測定確認のみ)



カラースペースの100%インサイドを測定します。(0%と100%のホワイト、25%,50%,75%,100%のCMSを測定)
ディスプレイパネルの性能は100%のカラースペースをカバーしない製品も多く存在します(BT.2020を100%カバーするパネルは存在しません)
色域の100%頂点では無く内側を測定することでより細かく分析できます。
 

異なるターゲットで測定する:



冒頭でご説明の通り、ブラビアのAutoCALは、D65、sRGB/BT.709、ガンマ2.2固定校正を行いますが、必要な場合はブラビアをCalMANに接続した状態で異なるカラースペースやガンマで測定確認ができます。
注1:SDRのBT.2020やDCI-P3のカラースペースでの測定を行う場合は、ソースジェネレータHW側の設定も変更が必要です。
注2:HDRのパフォーマンス測定を行う場合は、別途HDRワークフローを選択して下さい。
 

以上により、プロ用カスタム1(又はプロ用カスタム2)の画質モードのキャリブレーションが完了しました。
ユーザーは必要に応じてブラビアの設定メニューより映像オプション(HDRモードの設定、色空間の設定およびソニーのエンハンス機能の設定を変更頂くことが出来ます。)
 

操作についてご不明な点がありましたらこちらより御問合せ下さい

2020年4月24日アップデート